-
LP(ランディングページ)
最終更新日:2025年11月28日LP(ランディングページ)とは、検索広告・SNS広告・メールなどから訪問したユーザーが最初に着地するページのことを指します。
特にWebマーケティングでは、商品購入・問い合わせ・資料請求など、1つの目的(コンバージョン)達成に特化したページのことを意味します。
本記事では「LPとは」「普通のWebページとの違い」「構成要素」「制作ポイント」「広告運用との関係」まで、制作会社の視点からわかりやすく解説します。

LP(ランディングページ)とは?基本の定義
ユーザーが“最初に着地するページ”のこと
「Landing=着地」の名前のとおり、
- 広告
- SNS
- メール
- キャンペーンリンク
などの 流入元から最初にアクセスするページを指します。
Webマーケティングでは“単一目的のページ”を意味する
広告運用やマーケティングの現場では、
1つのテーマに集中し、ユーザーを行動に導くページ=「LP」と呼びます。例:
- 資料請求LP
- サービス紹介LP
- 無料相談LP
- ECのキャンペーンLP
LPと通常のWebページの違い
目的が明確
通常のページ:情報提供・案内など多目的
LP:コンバージョン(CV)を取ることだけを目的に最適化
ページ遷移が少ない
LPは離脱を減らすため、ページ内に必要な情報を集約し、サイト内の遷移を制限します。
ストーリー設計で“購入心理”を動かす
ユーザーの悩み → 解決策 → 商品メリット → 信頼 → CTA
という流れで心理を動かす構成が一般的です。
LPの基本構成(鉄板テンプレート)
① ファーストビュー(最重要)
- キャッチコピー
- 商品/サービスイメージ
- CTA(ボタン)
瞬時にメリットが伝わる構成が必須。
② お悩み・課題の提示
ユーザー自身の課題と一致させ、共感を得るパート。
③ 商品・サービスの特徴
具体的なメリット、他社との違いを明確に提示。
④ 実績・データ・受賞歴
社会的証明(Authority)を提示して信頼性UP。
⑤ お客様の声・レビュー
写真+具体的なコメントが最も効果的。
⑥ 料金・プラン
わかりやすい料金表で不安を解消。
⑦ よくある質問(FAQ)
離脱の原因となる疑問点を手前で解消。
⑧ CTA(お申込み/お問い合わせ)
コンバージョンを後押しする最終ボタン。
LPの制作ポイント(プロ視点)
① スマホ最適化(最重要)
LPの7〜9割はスマホ閲覧。
- ファーストビュー
- ボタン位置
- 縦長レイアウト
をスマホ基準で設計することが必須。
② ページ読み込み速度
表示速度はCVRに大きく影響。
画像圧縮・Lazy Load・CDNなど技術的対策が必要。
③ CTAボタンの配置と色
上部 / 中盤 / 下部の3箇所配置が定石。
色は「ブランドカラー × 認識しやすさ」を両立させる。
④ ABテストで改善を続ける
LPは“作って終わり”ではなく、
- キャッチ
- ボタン色
- レイアウト
- ランディング文
などをテストして精度を上げていくことで成果が伸びる。
LPと広告運用の関係
広告とLPは「セット」で機能する
広告だけが良くても、LP が弱いとCVしない。
逆にLPが強くても、広告のターゲティングがズレていると成果が出ない。
LP最適化はCPA改善の最短ルート
LPの改善は、
- コンバージョン率(CVR)
- 広告費あたりの成果(CPA)
をダイレクトに改善するため、広告運用において最も重要な要素の一つ。
LPのSEOはどうなの?
基本的にSEOより広告流入がメイン
LPは“1テーマ × 1ページ”の特化構成なので、
SEOだけで上位表示を狙うのは難しい。
ただし内部対策はやるべき
- タイトル
- ディスクリプション
- alt属性
- ヘッダー構造
など基本のSEOは必ず実施。
まとめ:LPはコンバージョン獲得に特化した最強のページ
LPは、広告やSNSからの流入を前提に、
ユーザーの行動を最大化するようデザインされたページです。
適切なストーリー設計・スマホ最適化・CTA配置・ABテストを行うことで、ビジネス成果に直結します。Web制作会社やマーケティング担当者にとって、LPの理解と改善は欠かせないスキルです。
