IPアドレス

IPアドレスとは、インターネット上の住所（Address）にあたる識別番号のことです。
スマホ・PC・サーバー・Webサイトなど、ネットに接続するすべての機器に割り当てられます。

本記事では「IPアドレスとは何か」「IPv4/IPv6の違い」「固定IP／動的IPの違い」「SEOや企業サイト運用との関係」まで、Web制作会社の視点でわかりやすく解説します。

IPアドレスとは？基本の役割をわかりやすく解説

IPアドレスの定義

IPアドレス（Internet Protocol Address）とは、ネットワーク上の機器を識別するための番号です。
郵便物を届けるために住所が必要なように、データを届けるには IPアドレスが必須となります。

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なぜIPアドレスが必要なのか

IPアドレスがあることで、

• Webサイトの表示
• メールの送受信
• サーバーとの通信
• アプリの接続

などの情報が“正しい相手”へ届けられます。

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IPアドレスの2種類：IPv4とIPv6の違い

IPv4（255.255.255.255 形式）

もっとも普及している形式で、0〜255 の数字を4つ並べたもの（32bit）。
例：192.168.1.10

ただし、利用できる数が約43億個と限界があるため、枯渇問題が発生。

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IPv6（より多くのアドレスを扱える）

IPv6 は 128bit のため、ほぼ無限に近い数のアドレスを利用できます。
例：2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334

現在は IPv4 と IPv6 が併用されている状態です。

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固定IPアドレスと動的IPアドレスの違い

固定IPアドレス（Static IP）

常に変わらない IPアドレス。
企業ネットワークやサーバー運用、リモート接続に向いています。

メリット

• 安定した接続
• サーバー管理やVPN接続に利用
• ビジネス用途で信頼性が高い

デメリット

• 料金が高い
• 個人利用では必要性が低い

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動的IPアドレス（Dynamic IP）

接続のたびに自動で割り振られる IPアドレス。
一般家庭のインターネットはほぼこれ。

メリット

• コストが安い
• 一般的なWeb閲覧用途に最適

デメリット

• 住所が変わるためサーバー公開には不向き

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グローバルIPとプライベートIPの違い

グローバルIPアドレス

インターネット全体でユニーク（世界でひとつ）なIP。
例：自宅やオフィスの回線に割り当てられるIP。

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プライベートIPアドレス

家庭やオフィスのLAN（ローカルネットワーク）内だけで使われるIP。
例：192.168.x.x / 10.x.x.x

ルーターは、ローカルのPCやスマホに「プライベートIP」を振り、外部とは「グローバルIP」で通信します。

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IPアドレスとSEOの関係

サーバーのIPは SEO に直接の影響は小さい

「同じサーバーに悪質サイトがあると SEO が落ちる」という噂はありますが、
Google は“同一サーバーのサイトをまとめて評価しない”と明言しています。

つまり、IPアドレスがSEO順位に直接影響することは基本的にありません。

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ただし表示速度・セキュリティは間接的に重要

IPそのものではなく、

• サーバー性能
• CDNの利用
• セキュリティ対策

が SEO に影響します。

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IPアドレスを確認する方法

• 「IPアドレス 確認」などで検索
• ルーターの管理画面
• コマンド（ipconfig / ifconfig）
• サーバー管理画面（Xserver / ConoHa など）

まとめ：IPアドレスはインターネットの住所であり、通信の基盤

IPアドレスは、インターネット通信に欠かせない“住所”であり、IPv4 と IPv6、固定／動的、グローバル／プライベートなど、用途に応じて種類が分かれています。

企業サイト運用では、サーバーの安定性・セキュリティ・表示速度のほうがSEOに直結します。
IPアドレスの基礎理解は、Web担当者や制作会社にとって必須の知識です。